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2009年2月

しゃれこうべと子供の名前

マンガが好きで、男性向け・女性向けを問わず、わりに色々読んでる方だとは思うが、外国ものにまで手を出すことは殆どない。が、少し前、アメリカのあるマンガの1巻をオーストラリア人の友人に貰ったのだが、これが面白かった。それで、珍しく2巻以降も買い始めた。オールカラーで高いので(約$13.00もする)ぼちぼちではあるが。
このマンガのタイトルは、"Y: The Last Man"という。

これは、突然地球上のY染色体を持つ全哺乳類=全哺乳類の雄が、一斉に全身から血を流して死んでしまうというところから始まる。が、何故か主人公と彼が飼っている猿のみが生き残った。
社会はカオスとなるが、主人公はオーストラリアにいる恋人に会う為、合衆国政府から謎の死の解明と唯一の男性である主人公の保護の命を受けた黒人の女性シークレットエージェント、355と共に旅に出る。
その旅の間に様々な人々と出会い、次々と事件も起きて…という内容なのだけれど、もしご興味があれば、それはこのマンガを読んでいただくとして。

ところで、この主人公はニューヨーク在住の20代の白人青年で、父親は女子大でシェイクスピアを教えている大学教授、母親は民主党の下院議員という設定である。
で、名前をヨーリック(Yoric)という。

この名前を聞いて、「ははあ、なるほど」と思うのは、多分英米文学専攻の人だけだろう。えーとこれは、シェイクスピアの『ハムレット』の登場人物…でもないな。この中に名前が出てきた人である。
第5幕の第1場で、ハムレットが王の陰謀で乗せられたイギリス行きの船から、秘かに逃れて帰ってきたとき、ちょうど墓掘り人足がオフィーリアの墓穴を掘っているところに出くわす。
墓掘り人足は、墓穴を掘りながら、それ以前に埋まっていた骨をぽいぽい放り捨てているのだが、ハムレットがその一つを取り上げて、この頭蓋骨は誰のものだと問うと、墓掘り人足は答える。
「旦那、このしゃれこうべがね、それ、ヨーリックのやつですよ、王様の道化だった」

と、これがオリジナルの(?)ヨーリックなのだけれど、うーん、いくらなんでもそんな名前、子供につけるか?
こんな名前つけられたら、絶対にいじめに遭うよな〜。ヨーリックの子供の時のあだ名は、絶対「Skull」だったに違いない。
「やーい、Skull、Skull〜!」って、これ、絶対グレるぞdash

…などと、勝手に妄想を広げて、マンガの登場人物に対する義憤(?)に駆られてたのだけれど、考えてみれば、今どきの日本の親も、結構ヘンな名前を子供につけてたりしますよね。

近頃は物騒だから、子供が事件に巻き込まれることも多く、新聞でそういう記事を見たらとても痛ましく思い…と、その子供の名前を見ると、申し訳ないけれど、ひっくり返りそうになることがsweat02
事件そのものは大変気の毒ではあるけれど、一方でこういうのを見ると、「この親は、本当に子供のことを考えて名前をつけたのだろうか。単なる親のエゴなんじゃないのか?」と思わずにいられない。
昔のヤンキーが好んだような無理やりな漢字の羅列の名前やら、アニメかゲームの登場人物を彷彿とさせる名前やら、「どこのお公家さんの坊ちゃんや」と思ったら、ごくふつーの家の、しかも女の子の名前だったりというのもあった。

子供の名前を色々紹介するサイトというのがあったので覗いてみた。
このサイト(http://babyname.ojaru.jp/)には、かなり変わった名前が紹介されているのだけれど、トップページの説明によると、

「人気ランキングに入っているような名前は、あえて載せないようにしています。
個性的でかわいい名前を紹介できるよう心がけています。」
「素敵な響きと素敵な漢字を組み合わせて、素敵な名前を付けてくださいね」

ほほう、と女の子の名前を見てみると。

「杏美(あんび)」「依巳(いみ)」「卯華奈(うかな)」「恵亜(えあ)」「桜梨(おうり)」「玖枝(くえ)」「純美(じゅんみ)」「星璃守(せりす)」「千萌(ちも)」「汀那(ていな)」「兎柚(とゆ)」「奈以亜(ないあ)」「寧里亜(ねりあ)」「優亜沙(ゆあさ)」

あのう、これ、個性的ではあるけれど、かわいいかなあ。
「くえ」って、どう聞いても魚の「クエ」を思い出しちゃうし、「ちも」「とゆ」って…。
また、以前からあった名前に、一般的でない漢字を充てていたりもする。

「安栖嘉(あすか)」「千愛希(ちあき)」「天留美(てるみ)」「冬萌子(ともこ)」

なんかこれって、源氏名みたいで、ちょっと水々しい感じじゃないですかね?
その他、どう考えてもふざけてるとしか思えない、こんなんまで。

「小林檎(こりんご)」「奈愛翠(なあす)」「寧音(ねおん)」「羽亜桃(はあと)」

以前、古本屋で「子供の名前事典」といった本があって、中を見てみたら、巻末に漢字別・読み方別でインデックスがあり、その中には「おりびあ」とか「じゅりあ」とかいう名前まであったな。確か「おりびあ」には「織美愛」「折美亜」など、「じゅりあ」には「純愛」「樹莉亜」などの漢字が充てられていたと記憶する。
まあここまでのは…実際に子供につける人はあまりいないだろうけど。

2008年現在で人気の名前の上位はというと、上記サイトのものよりはもっとずっとまともだけれど、それでもやはり結構妙ちくりんな(と私からすると思える)名前が上がっている。
女の子だと、「葵(あおい)」「結衣(ゆい)」くらいならまあ分かるものの、「陽菜(ひな)」「美優・心優(みゆ)」「美羽(みう)」「結愛(ゆあ)」なんて名前を子供につける親って、悪いけどなんか頭が悪そう…。
男の子だと、「翔太(しょうた)」「翔(しょう)」「優太(ゆうた)」などの比較的ベーシックな名前のほか、「大翔(ひろと)」「蒼空(そら)」「遥斗・陽斗(はると)」「蓮(れん)」「悠斗(ゆうと)」って、何だかなあ…。

「結愛(ゆあ)」とか「美羽(みう)」なんて、ババアになったらどうすんだよと思ってしまう。
が、時代と共に人々の感覚も変わっていくから、もしかしたら心配ないのかもしれませんね。
大正初期の上位にランキングしていた「ハル」「フミ」「キヨ」なんて、今の感覚では何となく「お祖母ちゃんの名前」という感じがするから、或いはもしかしたら、70年後の若い親たちは、「結愛とか美羽って名前、お祖母ちゃん世代に多いよね。当時は流行ってたのね。いかにもお祖母ちゃんの名前ね」なんて言ってるのかもしれない。

Y: The Last Man 1: Unmanned (Last Man)

著者:Brian K. Vaughan,Pia Guerra

Y: The Last Man 1: Unmanned (Last Man)

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世界の国から「干杯!」

中国人というのはやはり偉大な民族で、世界中至るところに根を下ろしている。
そして、中国料理もまた、各地域でローカライズされ、独自の進化を遂げる。

誰だったか、日本の作家が書いていたのだけれど、中国からお客さんが来たとき、その人を中華料理屋さんに連れて行った。そのお客さんは「美味しい、美味しい」と料理を平らげていったのだが、さて、店を出てから、「日本の中国料理はどうでしたか?」と訊くと、「えっ、あれは中国料理だったのですか?私はすっかり日本料理だと…」と驚いていたらしい。そんなにあっさりしてたのかしら。(^_^;)

開高健は、ドイツに滞在しているとき、よく地元の中国料理屋でご飯を食べていた。
ドイツにありながら味は本格派で、なかなか繁盛していたらしい。
あるとき店で食べる時間がなくて、テイクアウェイしたら、同じ店のものとは思えないほど不味かった。驚いて次の日店主に訊くと、「店で食べていくのは、中国人や日本人。ドイツ人はみんなテイクアウェイ。ドイツ人は味が分からんから、そんなに味に気を遣わなくても大丈夫なのだ」と。おいおい…。

インドの中国料理屋では、塩焼きそばにグリーンペッパーの輪切りがしっかり入っていてスパイシーなのだが、これもインドでは立派な「中国料理」。

私は海外、特に欧米に行っても、和食が恋しくなることはないのだが、その代わり、何故か無性に中国料理が食べたくなることがある。で、ロンドンでもよくチャイナタウンのお世話になったものだった。

イギリスはアメリカと並び、世界に名だたる「味覚の砂漠」であるからして、チャイナタウンの各料理屋の味も総じて大味、塩と油が多い。(それに比べると、ローマで入った中国料理屋は、もっと繊細な味わいで美味しかった…)
が、"British Chinese"も色々と味わってみると、意外と侮れないものがあるのだ。

イギリスの中国料理屋に行くと、必ずあるのが「香酥鴨(Crispy Aromatic Duck)」というメニュー。これは、スパイス・調味料をまぶしたダックを、表面がカリカリになるようローストし、割かれた状態で、北京ダックと同様にクレープのような皮、甘味噌、白髪ねぎ、千切りのきゅうりなどと共にサーブされる。
北京ダックみたいに皮だけじゃないから、食べごたえもあるし、別に高級品ではないので、実によく食べた。これに酸辣湯、青菜の炒め物で青島ビールを飲み、福建炒飯で〆たら、もう満腹dash

数年前に法律が変わって、現在は24時間アルコールを出せるようになったらしいが、私がイギリスに滞在していた頃は、飲食店の営業時間は基本的に午後11時までだった。
申請をすれば、もっと長く営業はできたようなのだが、それでもアルコールをサーブできるのは12時まで。

が、私がよく友人達と行っていた料理屋では、12時を過ぎて青島ビールを注文すると、何と店員さんがぷしっと缶を開け、とぽとぽ急須に注ぎ、カップと共に「お茶」の体裁で、ちゃんとビールを出してくれるのである。(笑)
偉大なり、チャイナタウン。彼らはアジアの酔っ払いの救世主でもあったのだshine

今日も世界各地で「干杯(カンペイ)」の嵐が吹き荒れているのであろうか。beer

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煮干しの日

…です。本日は。

2月14日は、日本煮干協会が制定した「煮干しの日」。
「に(2)ぼう(1)し(4)」の語呂合わせだそうです。( ̄▽ ̄;)

「だから何やっちゅーねん。チョコレートの代わりに、彼氏に煮干しを贈れというのか」と言われると…いや別に、そういうわけではありませんが。

でも甘いもん嫌いの男性には、却って喜ばれるかもしれんな。(笑)

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ふたりシズカ

バンクーバー冬季五輪まで、365日を切ったらしい。
前回のトリノでは、日本選手団のメダルは荒川静香の金メダル1つだけだったし、次は頑張って欲しいものだ。
が、この金メダルで荒川静香の知名度は一気に上がり、大人気となりましたよね。

そういえば、この当時の新聞の投書欄でひっくり返りそうになった話があった。
残念ながら、今はもうその新聞が手元にないのだが、60代の女性からの投書で、内容はこういうのだったと思う。

私の夫は荒川静香さんの大ファンです。テレビで荒川さんが出ているフィギュアスケートの番組は欠かさずチェックしており、大人の魅力あふれる優雅なスケーティングに、いつもうっとり。
なのに。これだけファンだというのに、夫は荒川静香さんの名前を覚えていません。
この前もテレビを見ながら、つぶやく夫。
「いやあ、やっぱりええなあ、亀井静香さんは」

ええですか?ほんまに?(笑)

あのう、静香は静香やけど、いくらなんでもその静香さんと間違うかなあ…。(^_^;)

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「お金」という概念

日曜日、ふとテレビをつけたら、「たかじんのそこまで言って委員会」という番組が映った。これはやしきたかじんの司会で、政治家や評論家、芸能人などをパネリストに、社会問題や政治、芸能ニュースなどを討論する番組である。大阪の読売テレビの制作の筈だが、関西ローカルなのか全国ネットなのかは分からない。
その番組で、今回麻生内閣で浮上している政府紙幣についての話をしていた。

私は実はその番組があまり好きではないので、すぐにチャンネルを変えちゃったんだけど、はて。そういえば紙幣の発行は、日銀が行っていて、流通量も調節しているんですよね?政府紙幣って、なんじゃらほい。国債とは違うんかいな。

「ええ大人のくせにそんなことも知らんのか」と怒られそうだが、知らんもんは仕方がない。でも小学校と中学校に通って、高校にも行って、更に大学まで卒業してる、ごく普通の平均的な市民である私が知らないってことは、他にも知らない人はいっぱいいるのではないかと。えへ。coldsweats01

というわけで、政府紙幣について調べたら、ちょうど上手く情報がまとまった便利なサイトがあったので、ご紹介。down

http://mainichi.jp/select/biz/news/20090205ddm008020085000c.html

詳しくはこのURLを見ていただくとして、まとめると次のようになりますな。

・ 現在、我々が「お金」と呼んで使用しているのは、「日本銀行券」のことで、日本銀行が発行したもの。紙幣の発行及び流通量の調整は、日本銀行のみが行うことができる。
・ 政府紙幣とは、「日本銀行券」とは別に、政府が発行する紙幣のこと。価値は、日銀券と同等であることを保証される為、普通の「お金」と同様に買い物や給料の支払いに使用することができる。
・ 政府紙幣発行の利点は、国債と違い、利払いや元本返済などをしなくて良い為、税収が少なくなっている中で大規模事業を行うとき、赤字を増やさず歳出を拡大できる。
懸念としては勿論、実質上紙幣の流通量が増えることになる為、急激なインフレを引き起こす可能性がある。

へ?ほな、あかんがな。
だいたい、日本銀行が政府とは独立した立場であるのは、政治的圧力などでむやみな紙幣発行ができないようにということでしょう?
政府紙幣を発行するのは、それで大規模事業を行って、そうこうするうちに景気が本当に回復させることが目的ということですよね?でも順調に回復して消費も伸びて、とならんかったら、ハイパーインフレ? …って、そんなんなったら、日本円の信用ってもんが…sweat02

更に問題は、そのたかじんの番組でパネリストの一人がちらりと言っていた政府紙幣の使い道。
「定額給付金を一人12,000円でなく、政府紙幣で一人20万円分給付すれば、約1桁も多くなるのだから、消費が伸びるだろう」

政府紙幣の発行って、政府による内需拡大の為ではないの?
てゆーか、この人はあほじゃないだろうか。1万円だろうが20万円だろうが、現在の状況じゃ、殆どの人は使わず貯蓄して終わりだと思うんですけどね。

消費が伸びない理由なんて、決まってるやん。
収入と生活の保障がないからですよ。
バブルの頃、何であんなにみんなお金をばんばん使ってたのかって、それは単にたくさんお給料を貰ってたからというより、高額の買い物をしても、次の月にはお給料が必ず入ってくる、ボーナスもたんまり出る、という見込みがあるとみんな思っていた(そして、1992年にバブルが崩壊するまで、実際にあった)からでしょう?

今みたいに、探してもなかなか正社員雇用がない、あっても終身雇用してもらえるとは限らない、派遣や請負社員だと、更に長期雇用の保証はなく、実際に昨年の年末から今まで、大量の派遣社員が契約を更新してもらえず路頭に迷ってる、なんていう「次の月の収入の保障がない」状況じゃ、誰も安心してローンを組んで大きな買い物なんてできないし、いつ路頭に迷うかと思えば、とりあえず貯めといて自己防衛しておかないと、と思うのは当然ですわね。だって、失業したって国は何もしてくれないんだもの。

そんな訳の分からんお金のばら撒きをするくらいなら、その予算を雇用対策に充てていく方が、長い目で見て絶対消費も景気も回復すると思う。

日本の産業そのものが回復して、農業製品も工業製品も、ちゃんと生産できるようになる(=物がある)状況にならんと、紙幣だけ乱発したら、本当に日本経済が無茶苦茶になるだけかと…。

だいたい、そもそもお金とは、何なのでしょう?

もともと人間は物々交換をしていたのだが、物そのものを常に持ち歩くのは重いし不便だし、食べ物だと時間が経つと腐ってしまったりするので、その価値を代用するものとして、初めは貝殻とか、後には金とかそういうもので、価値の代用を行うことで、市場取引というものが始まったんですよね、確か。
お金というのは、お互いの合意によるお約束のもと成り立っている、物の価値を代用する交換の為の媒体だということになる。お金のおかげで、共通の価値の尺度にもなるし、物そのものと違って価値の貯蔵も可能となる。
更に、同様の「価値」を有する物という意味では、証券や債券なんてのも、今や「お金」という概念の一部であると考えていいと思う。

お金は、そのものは紙だったり金属だったりするが、そこにそれ以外の概念としての「価値」を含む、具体物のようで抽象物という、とても曖昧なものでもあって、私ら一般大衆には、身近でありながら実はとても認識しにくい物だと思う。

なのに。こんな訳の分かるようで分からんようなものの流通ということを前提とした資本主義社会に生きていかなかればならないというのに、日本の学校では、そういったものとの具体的な付き合い方を全然教えてくれない。
教えてくれないから、私のように、よう分からんまま大人になって、「政府貨幣の発行が云々」と新聞に書かれても、それが良いことなのか問題のあることなのか分からず、政策を支持していいのか駄目なのか、判断がつかないという困ったことになるわけだ。

以前ニュースで、アメリカの教育現場では、株式の模擬売買ゲームのようなもので、株式売買の仕組みを学ぶということを行っており、日本の学校でもそれを導入するかどうか、などという報道を見たことがある。

あのね、あれはですね、株式売買の仕組みや経済の動きを体験的に学ぶことを目的としているのでは、実はありません。それもありますが、あれは、証券や債券といったものも含めた「お金」という概念を教える為の場なのです。その報道では片手落ちです。
あの国もたいがい……ですが、元々自由主義経済を謳っていた国だけあり、社会人になってきちんと「お金」と付き合っていけるよう、ちゃんと教育の現場で教えてるってことです。

逆に、我々が中学校の社会で習った金融政策の項目を復讐、いや復習してみよう。

・ 市場全体に流通する通貨量を管理する仕組みを「管理通貨制度」といい、これは日本銀行が行っている。
・ 日本銀行は、民間の銀行への資金貸し出しや預金の受け入れをしているところから、「銀行の銀行」と呼ばれている。
・ 日本銀行は、政府から独立してお金(=日本銀行券)の発行を行い、また流通量の調整を行う。流通量を調節して、物価や景気の安定を図る政策を「金融政策」という。
・ 日本銀行が民間の銀行に資金を貸し出すときの金利を「公定歩合」という。不景気のときにはこの公定歩合を引き下げる。

はい、思いだしましたか?
括弧(「」)内の用語を覚えておけば、高校入試はばっちりでしょう…ってほんまかいな。

でもこれだけじゃよう分かりませんわね。少なくとも私は分からない。
「おいおい、これだけで終わるなよ」と言いたいとこですが、これだけだし。(笑)

いったい文部科学省は、日本の子供をどのような大人にしたいと考えてるのでしょう?
「管理通貨制度」「銀行の銀行」などという語だけを教えて暗記させて、それでどんな社会人になるのでしょうか。
そんな教育ビジョンもへったくれもないところに、「株式売買ゲーム」だけを導入したって、どうせまた鼻クソ程度にだけ株式の投資テクニックを覚えて終わりじゃないかと思うんだけどなあ。(^_^;)

ちなみに、金融政策についてもう少し詳しく知りたい人は、とりあえず日銀のホームページで再度「金融政策の概要」をざっと勉強しておきませう。down 

http://www.boj.or.jp/type/exp/seisaku/expseisaku.htm

ところで。バラク・オバマの金融政策法案が、下院を通過した。
どうやらものすごい額の国債を日本に買わせるつもりらしい。
どうせ日本の政治家はそれを飲むんだろうな~…我がとこの経済がえらい状態だというのに。
まあね、アメリカに逆らったら、某氏みたいに失脚させられるかもしれないもんね。

アメリカ合衆国政府は、自国の民の利益の為に動いていますが、日本政府は日本国民の為に動いてくれるとは限りません。
皆様、次の総選挙はその辺もよく考えて、慎重に投票を行いませう。rock

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Late, late retirement

昨日、新聞の集金が来たのだが、来た人はいつものおっちゃんではなかった。

私が「あれ?」という顔をしていたのだろう。新しいおっちゃんは、「いやあ、あのおっちゃん、ついにご隠居してもらうことになりまして」と言う。

あらま。そうだったのか。正確な年齢は知らないけど、確かにかなりお歳の筈。
さすがに朝刊の配達は別の人がしていたようだが、相変わらず夕刊の配達と集金は、私が知る限りずっとあのおっちゃんがやっていらした。が、確かにここのところ、ぶーんとバイクで配達してるの、見かけなかったんだよね。
が、引退なら良かった、良かった。病気でもしてるのかと思ったわ。
にしても、あのおっちゃん、一体いくつだったのだろう。

新しいおっちゃん曰く、
「私もこの前初めて知ったんですけどね、もう83歳だったんですよ。(!)
いや、元気は元気なんですよ、相変わらず。でもちょくちょくとお客さんから、何かバイクがふらついていて危ないんじゃないかって電話をいただくことも多くなりまして。
まあ配達のときはゆっくり走るんで、普通でも若干ふらついて見えるもんなんですけど、もし何か飛び出してきたりしたら、さすがに…まあ私だって対応できるか分からないし。
私らもね、いつまでもおっちゃんに“おんぶでだっこ”で甘えてるわけにもいかないし、本当に何かあってからじゃ遅いから」

えええぇ~~~っ、83歳だったのか。そらー、どおりでまあ長い筈だわ。
しかし83まで現役で働き続けたってのは、すごいですね。
実はこういう人達が、淡々と戦後の日本を支えてたんですよねえ。ほんまにご苦労様でしたという感じ。あとの人生、是非とものんびりゆっくり過ごしていただきたいものだと思う。

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A "closing woman"

この前まで、自宅で内職的にある仕事をしていた。が、そろそろ他のちゃんとお金になることを始めなければと思い、次の週からやめようかと思っていた矢先、仕事を依頼してきていた会社から連絡があって、「申し訳ございません。大元の契約先から契約を解除されてしまい、お仕事を発注することができなくなってしまいました」とメールが。

あらー…あ。またか。coldsweats01

どうも私が勤めたり働いたりした企業は、ダメージを受けたり、場合によっては潰れちゃうんですよね~。この会社、すごい小さいとこみたいだから、一つ大口の契約がなくなったら、結構ダメージは大きいんじゃ…。

以前、あるメーカーの海外営業部署に2年半ほど勤めていた。
年間数兆円の商いをしている大企業である。
ここで働き始めた当初、私が勤務していた事業所は、全体として経営状態は黒字、業界ではシェアナンバーワンなんていう事業部もあり、そういったところの生産ラインは勿論フル稼働。購買部署の倉庫は満杯で、忙しくフォークリフトが動き回り、搬入のトラックがバンバン入ってきて、という状態であった。他の事業部も概ね経営は良好であったと思う。私は定時より30分遅い出勤で良かったのだが、全体朝礼があるとき定時出社したら、ロッカー室は正社員・派遣社員・請負社員が溢れ返り、着替えがままならないくらいだった。

なのに。勤めていた2年半の間に、みるみる生産ラインは休止。ロッカー室には空きロッカーが目立ち始め、退職する頃にはかなりえらいこと、息の根が止まりかけているような状態に…。

次に別の大企業の一開発部が子会社化されたところに就職。
が、入社10ヶ月後、親会社が経営不振のこの子会社の清算を決定、社員全員が離職を余儀なくされ、失職。

その後、短期派遣契約でちょっとばかり大手メーカーの海外営業部署で働いていたところ、仕事開始から1ヶ月後、私が働いていたのとは関係ないある事業部の工場で火災発生。折しもその製品の不具合が見つかり、回収ののちにそれを埋め合わせる為、休日まで生産ラインを稼働させていた矢先だった。丸焼けで、当分は生産再開の目処が立たないという状態に。
ここでは3ヶ月の契約だったけど、長く働いていたら、もっと大きなダメージを被るようなことが起こったかもしれない。

という話を、知り合いのイギリス人に話していたら、彼女曰く、
「いるわよ~。私の大学時代の友達にも、"Closing woman"が!彼女もねー、勤めたとこ勤めたとこ、潰れていって、しかもどんどんその期間が短くなってきてね~…」

うーむ、"Closing woman"??? そらー、困ったもんだsweat02
そういう人種(?)がいるのか。

が、せっかくだから、これを一つの能力として活かす手段はないだろうか。
天然の産業スパイ(潰し専門)…って、いまいち使えんかな。
「私をライバル企業に派遣して下さい。2年以内に確実に息の根を止めます」とか。
今はどこも経営状態無茶苦茶やから、活躍の場はなさそうかな。
って、今そんなことやったら、日本の産業自体が潰れちゃいますね…。

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