“人類最小最強の敵”
神戸でも大阪でも、マスクが売り切れで入手できない状態だ。
サービス業に従事する人達は、どうやら職場からマスク着用が義務付けられているようで、コンビニでもジムでも職員は全てマスクをしている。
一流ホテルに勤務のうちの道場の兄弟子は、仕方がないので九州の実家から送ってもらったのだそうだ。四国の親戚によると、四国のドラッグストアからもどんどんマスクが消えていっており、どうやら関西在住の身内等の為にまとめ買いして送っているらしいとのことである。
先週、ついに現在勤務中の会社からもお達しがあり、新型インフルエンザの強化策が実施されたので、「毎朝体温を測り、37.5度以上あれば、出社せずまずは府庁や地域保健所の相談窓口に連絡して下さい。出社時に建物に入るときは設置してある消毒薬で手を消毒して下さい。またマスクは義務付けと言いたいところだが、入手が困難であることは分かっているので、“着用推奨”ということとなりますが、お願いします。」とのことであった。
ところで。マスクでもって細菌の侵入が防げているわけではない、というのは意外と知られていないことではないだろうか。
インフルエンザのウィルスは、普通のマスクなんぞ貫通するのだそうだ。
じゃあ意味がないのかというとそういうわけではなく、呼気からの湿気でマスク内がこもることで、体内への侵入を足止めしてくれるということである。
…ということが、『もやしもん』というマンガに書いてあった。(笑)
とはいえ、別にこれはいい加減な知識ではなく、普通の風邪のウイルスにしろインフルエンザのウィルスにしろ、湿度が30%以下になると盛んに増えるというのは事実だから、外出時にマスクを着用し、帰ったらすぐに手洗いとうがいをきちんとすれば、感染対策にはなっているということだ。
海原純子医師によると、インフルエンザウィルスは、約20分で細胞内に入り込み、爆発的に増殖する。だから、細胞内に入り込む前に、人混みから出たらすぐに手洗いとうがいをすることには効果があるのだ、ということである。
またもう一つ、マスク着用には、もし知らずに自分が感染していた場合、咳などによりウィルスを飛び散らせないという目的もある。
だもんで、「なんだ~。マスクでウィルスの侵入を防げるわけじゃなかったのか」と簡単にマスクを放棄してしまうのも考えものということになる。
『もやしもん』の樹教授によると、「インフルエンザは人類最小最強の敵」ということである。確かに処置が不適切であったり遅れたりすると、場合によっては死ぬ病気であり、それで実際にメキシコやアメリカでは死者が出ている。
油断することなく、また不必要に騒ぎ立てるのでなく、冷静に「人類最小最強の敵」に対処したいものである。
| もやしもん―TALES OF AGRICULTURE (2) (イブニングKC (126)) 著者:石川 雅之 | |
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