知らなかった「酎ハイ」
ここ数カ月で立て続けに何度か東京へ出張に行かなければならなかった友人から先日、衝撃の(←大袈裟
)報告があった。
彼は元々飲むのが好きな方ではあるのだが、最近立ち飲み屋や大衆居酒屋のようなところに凝っている。で、同僚と共に、出張先の東京でも色々と時間を見つけてはこれらの飲み屋をはしごしたのだそうだ。
で、彼が言うには、
「東京の酎ハイってな、甘ないねん」
えええーーーーーーーっ![]()
酎ハイって、あの甘いやつと違うんかいな??
「東京で酎ハイゆーたら、要するに焼酎に炭酸水入れたやつなんや。
そうそう、炭酸水って、要するに"Sparkling water"な。サン・ペレグリーノとかペリエみたいな。そんな上等なもんやないやろけど。
せやから"Hot water"で割ったら焼酎のお湯割り、冷たい"Still water"で割ったら水割り、"Sparkling water"で割ったら酎ハイというこっちゃ。
この三つは同じランクで安いねん。
で、あの甘いやつ、酎ハイレモンとか酎ハイオレンジとかいうやつな、あれは『サワー』ていうらしい。」
せやかて、缶チューハイて呼ばれてるの、あれ、全部甘いがな。
私が小学校に上がった頃は、缶チューハイは既に存在し、テレビでも盛んに宣伝していたから、私は酎ハイというと甘いものだのだと思っていたが。違うの?
で、ぐぐってみたら、すぐに答えがWikipediaに。(笑)
おおっ。「酎ハイ」というのは、都会のサラリーマンの間で「ハイボール」(ウィスキーの炭酸水割り)が人気を集めていた時分に、ウィスキーは高いので庶民には手が出ないからと、下町の飲み屋で焼酎を炭酸水で割った「焼酎ハイボール(=酎ハイ)」が売り出されて、それで人気が高まった、と。
関西の立ち飲み屋などでは、私の知る限り、この本当の酎ハイは見たことがないような気がする。酎ハイといえば、あの甘いやつが出てくると思う。
私は酎ハイというと甘いと思っていたので、どちらかというと避けていたから、もしかしたらあるのかしら…。
しかしながらこれが、私も友人も、酎ハイの出自を長らく知らずにいた理由である。
カウンター越しに見ていると、大阪の飲み屋では、予めアルコールとレモン味のジュースがブレンドされた、酒造メーカー製作のおそらくは「チューハイ・レモン」と思しきタンクが仕入れてあり、注文に応じてチューハイ・オレンジならオレンジシロップといった具合に、フレーバーシロップを加えているみたいである。
東京から来た左党のオッサンが大阪で酎ハイを頼んだら、「こんな甘いもん、飲めるか!
」と怒るでしょうなあ…。
ちなみに一般に売られている甘い「缶チューハイ」のベースは、焼酎ではなく主にウォッカで、酒税法上はリキュールという分類になるのだそうだ。なるほど。
にしても、この本来の酎ハイ、特に夏場の暑い時期にいいじゃないですか。
甘くなくて、しゅわしゅわしてて、すっきり爽やか![]()
本当に関西にはないのかなあ。なかったら、始めてくれないかなあ…。
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